古代、日本の中心地であった奈良県には不思議な石造物がたくさん存在します。中でも、飛鳥地方(明日香村)にはロマンを感じさせる多くの石造物があることで有名です。
その中では、益田岩船(ますだのいわふね)・鬼のまな板・鬼の雪隠などは、古墳の一部であることが判明していますが、亀石・二面石・猿石など、製造年代や用途が不明な謎の石造物も多く存在します。
今回は、そんな明日香村にある謎の石造物の中でも、ひときわ存在感を感じさせるその名も「マラ石」を紹介しましょう。
奥飛鳥の入り口に単体で立つ陽石ヤマト政権下において、多くの大王の宮が置かれたと考えられてる奈良県の飛鳥地方。592年に推古天皇が豊浦宮(とゆらのみや)で即位してから、694年に持統天皇が藤原京へ遷都するまでの約100年間は、歴史が飛鳥を中心に動くため、この時代を飛鳥時代と称しています。
飛鳥地方には、数えきれないほどの文化的遺産が眠っており、今も発掘調査で次々と新たな歴史的・考古学的発見がなされているのです。
そんな飛鳥の自然や文化的保護、その活用を図る一環として、整備されたのが国営飛鳥歴史公園。