奈良・明日香村にある謎の石造物!その名も「マラ石」とは?正体不明の陽石のことを考えた (3/6ページ)
しかし、多くの陰陽石は、陽石と陰石を並べたりして、セットとなっていることが多いのですが、「マラ石」は単体で存在。妙な言い方になりますが、「孤高のイチモツ」とでも表現しましょうか、そんな独特な雰囲気を漂わせているのです。
ちなみに、マラ石という名称は、元国立博物館館長で、仏教考古学者の石田茂作が『飛鳥時代寺院跡の研究』という著書の中で、こう記述したことから広まりました。
様々な説があるものの正体は不明
この「マラ石」の正体は一体何なのでしょうか。長さは地中から露出している部分が約1m。約30度の角度で、斜めに傾くように伸びています。地中にどのくらいの長さの石が埋まっているのかは不明です。
ただ、石の傍らに建つ説明板には、「本来は真っすぐに立っていた」とも書かれています。言い伝えによると、斜めに傾いてからは、倒れそうになるたびに里人が手助けをして、この角度にとどまっているとも。