日本の寺社仏閣や伝統文化に興味をお持ちの皆さまに、ぜひお伝えしたいニュースがございます。日本の古き良き伝統文化、神楽。その荘厳で美しい舞の姿を通じて、地域に息づく歴史や人々の情熱を未来に繋げようと、二人のアメリカ人が心血を注いでドキュメンタリー映画『SIX BEATS TO HEAVEN』を制作しています。映画制作チーム「ブラザーズ紫」は、東京在住のビリー・フォックスとクリスチャン・ネィグルの二人が中心となり、2018年に立ち上げられました。二人が日本で出会った神楽への想い、そしてその伝統を未来に残すために彼らが今、どのような情熱を注いでいるのか、その軌跡と映画の見どころを詳しくご紹介いたします。
◆ 神楽との運命の出会い
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映画の主人公とも言える「ブラザーズ紫」の一人、ビリー・フォックスは、かつてニューヨークで舞台制作の仕事をしていました。アメリカでの演劇活動において、日本の神話や伝統文化に深い興味を抱いていた彼が、ある日、石見神楽(いわみかぐら)の存在を知ったのは、まさに偶然の出会いでした。
それは2008年、劇団の次の作品の題材を探していた時のこと。インターネットで日本の伝統について調べている中で、ビリーは島根県に古くから伝わる「石見神楽」に関するブログ記事を見つけます。その記事を読み進めるうちに、彼の心は石見神楽の美しさにすっかり魅了されてしまったのです。