蔦屋重三郎(横浜流星)が「ある人と一緒に考えた」物語を、苦心の末に書き上げました。ある人とは、言うまでもなく幼馴染で初恋の瀬以(五代目瀬川。小芝風花)です。
恩が恩を呼ぶ物語の名は『伊達模様見立蓬莱(だてもよう みたてほうらい)』、これがサブタイトルの「さらば源内、見立は蓬莱」に回収されていました。
ところでこの物語、どんなストーリーなのでしょうか。今回は『伊達模様見立蓬莱』を紐解いてまいります。
一、娘を吉原遊郭へ売った万右衛門殺生をやめ、亀を商うようになった万右衛門。『伊達模様見立蓬莱』より
今は昔し、江戸は深川の万年橋(東京都江東区)で、万右衛門(ばんゑもん)という男がウナギやスッポンを商っておりました。
この万右衛門、生活に行き詰まった末に、心ならずも娘を吉原遊郭へ売ってしまったのです。
それからと言うもの、少しでも功徳を積もうと思ったか、殺生を一切やめることにしました。もちろん商売であったウナギやスッポンも殺さず、ペットとして亀を商うようになります。