瀬川の想いが結晶に!蔦屋重三郎『伊達模様見立蓬莱』はどんな物語か?実際の作品内容を紹介【大河べらぼう】 (4/6ページ)
本心を打ち明けた梅ヶ枝を大亀は許し、彼女の幸せを第一に考えて地上に帰すことにしたのです。
かくして松葉屋へ戻った梅ヶ枝は、楼主の媒によって間夫の千州と結ばれたのでした。
めでたしめでたし。
恩が恩を呼ぶ物語
物語に幕を引く作者(蔦屋重三郎?)。『伊達模様見立蓬莱』より
……というストーリーでした。
物語のヒロイン梅ヶ枝は五代目瀬川を連想させ、彼女を身請けした大亀は、五代目瀬川を身請けした鳥山検校(市原隼人)を連想させます。
鳥山瀬川事件(鳥山検校が五代目瀬川を身請けしたものの、程なく失脚した事件)によって、それまでの悪行三昧もあって散々に書かれた鳥山検校。しかしこの『伊達模様見立蓬莱』では恩に恩で報いる大亀として描かれました。