瀬川の想いが結晶に!蔦屋重三郎『伊達模様見立蓬莱』はどんな物語か?実際の作品内容を紹介【大河べらぼう】 (2/6ページ)

Japaaan

※近くの富岡八幡宮で行われていた放生会(ほうじょうえ)で放つための亀(放し亀)かもしれません。万年橋の名前も「亀は万年」に由来するという説もあるようです。

ニ、娘は梅ヶ枝花魁の禿に

松葉屋で梅ヶ枝花魁の禿となっていた娘。『伊達模様見立蓬莱』より

いっぽう吉原遊郭へ売られた娘は、松葉屋の花魁である梅ヶ枝(うめがえ)付の禿(かむろ。遊女見習い)となっていました。

聞けば娘は梅ヶ枝から大切に育てられているそうで、万右衛門は感謝を伝えるために松葉屋を訪ねます。梅ヶ枝は万右衛門の親心を喜び、万右衛門に三両を包んだそうです。

三、買い受けた大亀を海へ逃がす

梅ヶ枝花魁から三両を受け取る万右衛門。『伊達模様見立蓬莱』より

ありがたく三両をもらった万右衛門は、それを元手に房総半島の山奥に棲む伝説の大亀を買い受けました。

三両もの大金をはたいて買った大亀ですから、投資を回収したいのが人情というもの。しかし万右衛門はこの大亀を海へ逃がしてあげたのです。

恐らく大亀は元々海にいたところを、人間によって無理やり山奥へ連れて来られたのでしょうね。

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