「そう きたか!」
……「お前さんには『そう きたか!』がお似合い」と、太田南畝(桐谷健太)に言われて、蔦谷重三郎(横浜流星)ははっと気が付きます。
前回の第20回『寝惚けて候』では、今まで理不尽な対応をされてきた地本問屋・西村屋(西村まさ彦)と、鶴屋(風間俊介)に胸がすっとするような意趣返しをした蔦重。
落ち着き払った態度で、西村屋には「汚ねえやり方もありだって教えてくれたのは西村屋さんなんで」。鶴屋には笑みとともに「わかりました。鶴屋さんが取引したいと思えるような本を作るべく精進します」と言い返した蔦重。
両場面とも、蔦重の「大人な煽り」の態度が面白かったですね。ところが、そのまま蔦重の快進撃が続いたわけではないのが、お江戸の出版ビジネスの厳しいところ。
前日放送の第21回『蝦夷桜上野屁音』では、蔦重が初めて感じた老舗との“手腕”の差と、新しい仲間が気付かせてくれた自分の能力「そう きたか!」の力と、それによって開けていく未来について、考察していきたいと思います。