少女の夢を叶えた…低コストで高度な「3Dプリントの義手」を開発 (2/3ページ)
そしてこの義手のデータは、他の人たちのデータと同様にオープンソースとして公開された。

e-NABLE – Enabling The Future
Sheaちゃんはその後も『e-NABLE』の義手制作のテスターとして協力を続けている。
そして夏になるとついに、義手を装着してプールに飛び込んでしまった。彼女は義手を使って泳げるかどうかを試してみたのだ。
この結果は、『e-NABLE』にとって、義手が水中でどのような状態になるかというテストになった。
■ Googleのインパクトチャレンジで助成金を得る
『e-NABLE』は2015年6月に、Googleから60万ドル(約7,452万円)の助成金を獲得した。
これはGoogleのインパクトチャレンジという、テクノロジーがよりよい社会を作るアイディアをもった非営利団体を支援するプログラムの『Disabilities』部門で選ばれたことによる。
そして、その直後にロサンゼルスで行われた、スペシャルオリンピックスのGoogleのブースを訪れたAriちゃんという少女も、生まれつき左手の指が無かった。
ところが、Ariちゃんが訪れた会場にはサプライズが用意されていた。『e-NABLE』が彼女のための義手を用意していたのだ。
これは『e-NABLE』が自分たちの活動をより広く知ってもらうために行ったのだが、Ariちゃんにとっては嬉しいプレゼントとなった。
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■ テクノロジーが可能にしたコミュニティ
義手の制作には高度な技術が必要であり、使用する人ごとの手に合わせて制作しなければならないため、高額な費用が必要であった。しかも、特に子供は成長するため、義手がすぐに合わなくなってしまうという問題もあった。