体内時計はデリケート!?ひと晩の徹夜だけで体内時計の遺伝子に変化が!
勉強や仕事に励んでいると、一夜漬けで暗記を頑張ってみたり、朝方まで作業を続けてしまったり、徹夜の経験をしたことがある人も多いと思います。
この度、スウェーデンのウプサラ大学の研究によって明らかになったのは、たった一晩の徹夜だけで、体内時計の遺伝子に変化が生じてしまうというものでした。
徹夜によって、遺伝子と代謝機能がどのように変化するのかを、光の条件や食べ物、活動レベルなど、同じ環境に管理された被験者に対して実験を行ったところ、たった一晩、寝不足になっただけで、すぐにDNAのメチル化が生じるという結果が現れました。
DNAのメチル化とは、エピジェネティクスと呼ばれるメカニズムによってDNA分子が化学的な変化を起こすことを指します。それによって遺伝子のオンとオフが制御されているのですが、徹夜のあとは、時計遺伝子のなかに、メチル化したDNA分子が増えていることが判明したそうです。
また、たった一晩の徹夜で、脂肪組織と骨格筋といった2つの組織の重要な分子時計が、既にシンクロしていないことも明らかになりました。
これらの変化がどの程度持続するのかは明らかになっていませんが、充分な睡眠を取ることで、リセットされる可能性もあるとされています。
徹夜の後に気だるさを覚えたり、時差ボケのような症状に見舞われたりすることがありますが、遺伝子レベルの変化が生じていたという結果には、驚きを隠せませんね。
参考:
One night of sleep loss can alter clock genes in your tissues
http://www.uu.se/en/media/news/article/?id=4970