国会ってやじを飛ばしたり寝たりしてばっかだけど何してんの?

学生の窓口

皆さんは、「国会」がどのようなスケジュールで開催され、またどのような種類があるのかご存じですか? 国会中継も平日の昼間にやっているものなので、学生だとなかなか見る機会もないでしょうし、ちゃんと知っている人は少ないでしょう。「寝ている人が多い」「やじを飛ばしてばかりいる」といったイメージしか持っていない人もいるかもしれませんね。今回は、そんな国会についてまとめてみました。
国会ってやじを飛ばしたり寝たりしてばっかだけど何してんの?
■実は開会式もやっている!

国会は日本の立法府というのは、授業でも学んだことがあると思います。つまり、日本や日本国民の方向性を決める会議、ということですね。

この国会には「通常国会」「臨時国会」「特別国会」の三つの種類があります。それぞれ、

・通常国会(常会)
1年に一回、1月中に議員を招集して行われる国会。主に国家予算についての話し合いが行われるため「予算国会」と呼ばれることもあります。会期(国会が行われる期間)は150日で、一度だけ延長が認められます。2015年は1月26日に開始しましたが、95日の延長で9月27日まで常会が行われます。

・臨時国会(臨時会)
名前の通り、臨時に召集して行われる国会のことです。憲法第53条に「内閣は必要に応じて国会の臨時会の召集を決定することができる」といった内容で規定されています。常会終了後の9月や10月に開催されることが多い国会です。

・特別国会(特別会)
衆議院が解散し、衆議院議員総選挙が行われた後に召集される国会。ここでは内閣総理大臣指名選挙と衆議院議長・衆議院副議長選挙が主に行われます。直近では2014年12月24〜26日に行われました。

このような内容になっています。現在行われているのは、通常国会です。ちなみにそれぞれの国会には「開会式」があります。開会式は国会の会期が始まるタイミングで参議院本会議場に全議員が集まり、天皇陛下をお迎えして行われます。また特別国会の場合は、内閣総理大臣指名選挙が行われ、新内閣が成立した後に開会式が行われます。

また、意外と知られていないのが国会での証人喚問の際の「宣誓宣言」。国会では議案等の審査でよく証人を喚問することがあります。テレビのニュースなどでは証人が証言しているシーンしか映っていませんが、その前に宣誓書を朗読しているのです。

■法律の公布までは何度も何度も審議を受ける……

今年一番話題となった「安全保障関連法案」ですが、こうした法律の改正案や、新しい法律が公布されるまでのプロセスはどうなっているのでしょうか?

内閣法制局のHPによると、まず行われるのが「法律案の原案」の作成。所管の省庁で行われ、主管となる省庁や関係省庁との意見調整をしながら原案を作ります。原案が完成したら以下のような流れで公布まで進みます。

⇒内閣法制局の審査
⇒国会提出のための閣議決定
⇒国会における審議
⇒法律の成立
⇒法律の公布

内閣法制局は「行政府内における法令案の審査や法制に関する調査などを所掌する」機関です。ここで多角的に検討して審査したものを、国務大臣の会議で審査。これに問題がなければその法律案を衆議院、または参議院に提出し審議を行うことになります。この国会審査で両議院共に賛成を得ることができた場合、法律として成立します。その後、成立から30日以内に公布となります。

ちなみに「公布」というのは、「こうした内容の法律が成立しましたよ」と広く周知させることであり、法律の効力が一般的に作用・発動することではありません。作用・発動させることは「施行」と言います。この違いも、意外と知らない人が多いですよね。

参考:内閣法制局「法律の原案作成から法律の公布まで」
http://www.clb.go.jp/law/process.html

(中田ボンベ@dcp)

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