失敗しないお城造り! そのコツとは? (4/4ページ)

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成功した築城とは「築城目的が達成された城」といってよいでしょう。

しかし、城の存在目的は「外交環境の変化」「軍事環境の変化」によって激しく変化します。この将来起きる変化を見越した構造を持つ築城は不可能でしょう。そのため、築城直後であれば目的にかなっていても、時間がたつと環境変化は必ず起こり、以前造られた城に新たな目的を持たせることになるのです。

■もし戦国時代で城を造らないといけなくなったら!?

——もし、戦国時代にタイムスリップしてお城を造らないとならなくなったら、どうすればいいでしょうか(笑)?

藤井先生 もし戦国時代に行って城を造らなければならない事態に至ったら、このことを思い出して対処するのが良いでしょう。

失敗しない築城とは「築城直後にいかに完成度の高い城を実現させるか」という努力です。

努力の幾つかは、例を挙げて先に述べたとおりです。落ち着いて考えれば成功するはずです。そしてその城の価値を永続させるには、常に新たな目的に合わせて大小の改修をすることで、結果が出るでしょう。

場合によっては、その城を捨て、新たな位置に城を造る決断も必要でしょう。もしその機会が訪れたら、頑張って築城してください(笑)。

——ありがとうございました。

⇒『ドキュメント信長の合戦』藤井尚夫
http://urx.nu/n48G

⇒『ドキュメント幕末維新戦争』藤井尚夫
http://urx.nu/n48J

Photo(C)藤井尚夫

写真は藤井先生の撮影された「神指城」の土塁跡です。藤井先生によれば「手前の水田は水堀の跡。戊辰戦争で戦闘が行われた場所でもある」とのことです。また「戊辰戦争時点に新選組の残党が、写真の位置にあった『如来堂』を拠点にしてゲリラ戦を行っていたが、新政府軍が奇襲した場所」です。歴史好きの人には参考になる写真ですね。

(高橋モータース@dcp)
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