失敗しないお城造り! そのコツとは? (1/4ページ)

学生の窓口

日本のお城は世界でも人気で、最近では外国から多数の観光客が「姫路城」「松本城」「熊本城」などを訪問しています。一口に「城」といいますが、「戦いの中あえなく落城!」「全く使われなかった」などなど、その来歴は実にさまざま。中には造ったものの失敗だった! なんてお城もあるようです。今回は「失敗しないお城造り」について考えてみました。

「お城」に深い造詣をお持ちの歴史研究家・藤井尚夫先生にお話を伺いました。藤井先生は数多くのお城の復元図を手掛けられていることで有名です。
失敗しないお城造り! そのコツとは?
——このお城は失敗だったなあ、なんてことはあるのでしょうか?

藤井先生 まず「城」とは何か、城の定義から述べてみましょう。

●「城は、敵対勢力の軍事的脅威から、生命財産を守るための構築物である」
このように説明されることが多いです。

この定義から見ると、生命財産を守れなかったら失敗した築城となります。

——なるほど。

藤井先生 すると、落城した城は、全て失敗ということでしょうか。また別の面から観察すると、敵の軍事的脅威にさらされなかった城は無駄な築城だったのでしょうか。無意味な築城も失敗とすべきでしょうか。このような点を考えてみないといけませんね。

では、失敗とされる戦国期の城の例を挙げてみましょう。

■武田家の最期を考える! 「新府城」は役に立たなかった!

1581年(天正9年)に武田家は居城である甲府の躑躅ヶ崎(つつじがさき)館を廃止して、新たに新府城を築城しました。織田信長の脅威に対応したものでしょう。

しかし、翌年に織田・徳川連合軍に攻め込まれたとき、新府城に籠城せず、城に放火して逃げ出し、甲斐の東部の山地で滅ぼされます。軍事的脅威から生命財産を守ることはできませんでした。城が役に立たなかったのです。

この新府城については「失敗築城だった」と評価されているようです。

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