眼科専門医が教える。色の濃いサングラス、カラコン、インライン……、目の健康にはバツ! (2/2ページ)

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サングラスは必ずUVカット機能が付いた、薄い色目のレンズを選んでください」(石岡医師)

(2)インラインメイクをする

「目を大きくはっきりと見せるために目の粘膜にアイラインを引くメイクをインラインと呼ぶそうですね。しかし、それは目の健康を害します。

まつ毛の生え際の内側には、涙の蒸発を防ぐための油(脂質)を分泌するマイボーム腺があります。

インラインメイクはここを化粧品でふさぐので、油が分泌されにくくなります。すると、目の表面に傷が生じて、目が乾く、疲れる、目がかすむ、目がゴロゴロするなどの症状が現れます。

また、『インラインメイクを落とすために、クレンジング剤で粘膜を洗う』、『まつ毛の根元からマスカラを塗る』、『まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにアイラインを引く』という方法も同様です。

さらに、これらのメイクでは目に化粧品が侵入しやすく、薬品や化粧品の成分で角膜を傷付けることがあります」(石岡医師)

(3)雑貨店やネット通販で購入した安価なカラーコンタクトレンズを使う

「角膜には血管がないため、涙を通して空気中の酸素を取り入れて呼吸しています。角膜は目のピントを合わせるほか、光を取り入れる役割を持つ透明な組織です。透明性を維持するために、角膜の細胞は酸素を使って代謝しています。

カラーコンタクトレンズは透明なレンズに比べて、着色の範囲や方法、着色剤の種類が影響して目に酸素が届きにくくなります。

酸素不足の状態が続くと、角膜の内側の細胞が減少します。この細胞は一度減ると、新たに作られることはなく回復しません。重症の場合、角膜がむくむ、酸素を取り込むために血管が角膜に進入して充血するなどの病気につながります。

実際に、厚生労働省が承認していないレンズは、粗悪性が原因で角膜に傷を付けるなどのトラブルが多発しています。このタイプは使用せずに、眼科で検査を受けて医師が勧めるレンズを選びましょう」(石岡医師)

色の濃いサングラス、目の際のメイク、カラーコンタクトレンズ……、どれも手軽にオシャレを楽しめる方法ですが、目の健康を考えると避けるべきとのことです。

(岩田なつき/ユンブル)

取材協力・監修 石岡みさき氏。眼科専門医。医学博士。みさき眼科クリニック院長。横浜市立大学医学部卒、アメリカ・ハーバード大学に留学、眼の免疫の研究に従事。帰国後、東京歯科大学市川総合病院にて角膜・前眼部疾患について学ぶ。両国眼科クリニック院長を経て現職。専門はドライアイ、眼のアレルギー。
http://www.misaki-eye.com/
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