知っているとカッコイイ!パワーユニット、駆動方式まとめ【メリットとデメリット】 (2/6ページ)
人や荷物のスペースを大きくとりたい乗用車の場合、エンジンは出来れば端に寄せたいため前に寄せると自然とFFに、後ろに寄せるとRRとなる。歴史上誕生した最初の蒸気機関自動車と内燃機関自動車がFFとRRだったのは、この理由からだろう。
■ 自然なレイアウト、フロントエンジン・リア駆動(FR)
ベンツのガソリン自動車開発の後、自動車の主流はフロントにエンジンを搭載し、リアタイヤを駆動するFR車となった。操舵を担当する前輪に荷重がかかり舵がよく効くことや、大きなエンジンを搭載できること、エンジンを縦に置いてトランスミッションを中央に配置、その出力をプロぺラシャフトでリアに伝達してリアを駆動させることから、自然で余裕をもった設計ができることがメリットだ。

http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/feature/driving/
一方でトランスミッションとプロペラシャフトを収める空間、センタートンネルが居住空間、トランクスペースを圧迫、空間効率はさほど高くない。また重量物が前に集中、重量配分としてリア側が軽くなりがちなので、駆動(トラクション)性能は他の形式よりも見劣りし、ダートや雪道での走破性は高くない。
■ 革新的なFFの登場
FFはフロントボンネットの中にエンジン、トランスミッションを収め、かつ操舵をするステアリングに対応するため広く曲がるジョイントが必要となる。イギリスの大衆車として登場するMINIはエンジンを横置きし、エンジンとトランスミッションを2階建構造にしてボンネット内に収め、効率のよいジョイントを採用することで高効率の横置きFFを完成させた。このFF構造が優れていたことは、当時モンテカルロラリーでRRのポルシェ911を下して優勝したことからも分かるだろう。