知っているとカッコイイ!パワーユニット、駆動方式まとめ【メリットとデメリット】 (4/6ページ)
重量バランスとトラクション限界は相関があるが、これを解決する方法がある。それは駆動輪を4輪にする、4WD化だ。
■ 4輪駆動(4WD)化

http://www.nissan.co.jp/GT-R/performance.html
4WDは前後駆動配分を自由に制御できれば、重量配分はトラクション限界と関係なくなる。常に100%タイヤの性能を引き出せることになるからだ。日産GT-Rは車両重量1740kgあるが、550馬力の出力を効率よくタイヤに伝達することで0-100km/h加速2.7秒という驚異的なタイムを記録しているのはこのためだ。
■ 消えゆくリアエンジン・リア駆動(RR)
2輪駆動としてもっともトラクションをかけられるのがRRである。ポルシェ911の場合約70%の荷重がリアにかかっており、トラクション限界を考えると最良である。

http://web.volkswagen.co.jp/beetle_heritage/story_01_03.html
昔はVWビートルといった大衆車、FIAT500などの小型車、軽自動車のセルボ・フロンテでもRRが多くみられた。共通するのは多くが空冷エンジンであるという点だ。その後高出力化や排ガス、騒音対策といった中で水冷化するという流れの中で、エンジンは次々と冷却のしやすいフロントに移されていった。自動車の中で唯一残ったのがポルシェ911というわけだ。
そのポルシェも1990年代に経営危機を迎え、エンジンを水冷化するとともに、ミッドシップのボクスター、フロントエンジン車のカイエンとリアエンジン以外の車種で経営を持ち直した経緯がある。