AVや風俗業界で人身売買はあるのか?告発系記事への反論【後編】 (2/4ページ)
裸仕事というと、どうしても胡散臭がられてマトモに見て貰えず、何かというとヤクザめいたやり口が横行している非人道的な業界だと思われがちだが、実際は「脱いでくれる女性達のお陰で食えている」と身にしみて理解している人間が大多数を占めており、原則として「女優様は宝物、それ以外はゴミ」という考え方でいなければ通用しない。 ここが世間の皆様にいまいち理解して頂けない部分である。
●被害が本当だとしたら、恐らく舞台は "AV業界" ではないとはいえ、女性団体らが主張する被害がまるっきりのウソだとは言い難い。というのも、似たような話は "過去にならあった" からだ。10年以上前の業界にうなるほど金が回っていた時代ならば、逮捕リスクを考えてもまだ儲けが残るため、かなり悪辣なやり方をするプロダクションやメーカーがあった。今と比べて法律や条例に不備があった事もある。
その時代の昔話としてならば聞ける事も多いし、私も「女性がいつでも抜け出せる状況であるべき」という主張には諸手を挙げて賛成する。入るのも自由、出るのも自由を裸仕事の原則とすべきだ。それについてもAVプロダクションは必要なケアはしており、例えばAV女優がほぼ全員芸名で、かつ出身地や生年月日のプロフィールが殆どウソという点がまさにそれだ。どんな個人情報から何が漏れるか解らないため、昔からプロダクションは女優の "本当の情報" を隠すようにして来た。
一度でもAVに出たら、その記録は一生消えないとか、作品はずっと世に残ってしまうという点についても、それと引き換えの高額のギャラだと考えたら致し方ないだろう。そういう条件の仕事で、その対価としていくらというギャラ設定があるのだから、そこを後になってから持ち出されてもどうにもならない。ただ、それにしてもプロダクションがメーカーに頭を下げ、廃盤扱いにして貰うというケースもある。女の子に対して泣けるだけ泣くというのが、今のAV業界の方法論でもあるのだ。
そのような話を無視し、あまりにも業界の実態とかけ離れた話を「事実だ」とか「それがAV業界だ」といった口調で撒き散らされては、今回のように細かい点をあげつらって反論せねばならなくなる。