ガラス工房が創る「明るい未来」日系企業とチャリティー活動 (1/3ページ)
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日系企業がなぜ海外に進出するのか。見も蓋もない言い方を敢えてすれば、それは“金儲け”のためである。
そう言うと、反発する人が必ずいる。だが、どんな人間でも、毎日食べるものを食べ飲むものを飲み、屋根のある住まいを求める。その中で、自らの生活レベルを向上させていくというのは自然なことで、そうするためには、まとまったお金を稼ぐ必要がある。
落語家の、三代目古今亭志ん朝は、稼いだ金で豪邸を立て外車を乗り回した。その様子を週刊誌で批判されたこともあるが、ビジネスマンとしての志ん朝の態度は正しい。“金はあるに越したことはない”からだ。
だが、老衰で死ぬまで、業界のプロであり続けるならば、それだけではいけない。ビジネスとは自由競争ではあるが、同時にビジネスマンは“公民”である。稼ぐだけの金を稼ぎ、はいサヨウナラというわけにはいかない。
自分が商売をした土地、そしてそこに暮らす人々のことを考えられなければ、ビジネスはいずれいき詰まるものだ。
それを教えてくれる企業がある。ガラス工房の『フュージョンファクトリー』だ。
■ ガラス工房「フュージョンファクトリー」

神奈川県藤沢市にある『フュージョンファクトリー』は、ガラス工芸家のノグチミエコ氏が主催するガラス工房。
筆者はこの『フュージョンファクトリー』に、去年今年と2度にわたって取材に伺った。藤沢に、ではない。インドネシアの首都ジャカルタに、である。
ジャカルタでは毎年9月頃、スナヤン地区で『ジャカルタ日本祭り』というイベントが催される。今年は9月6日〜12日まで、ショッピングモールの『プラザ・スナヤン』で特設ブース展示が行われている。そのすべてが日本にまつわるもので、日系大手航空会社や観光庁の展示も並んでいる。近年、日本の旅行業関係者は、インドネシア人観光客の獲得に力を入れているのだ。