急成長を遂げた『刀剣乱舞』を巡って起きた複数の騒動に寄せて (6/6ページ)
二次創作を自由に投稿できるようになってきている現在、原作に対し様々な解釈を持つ人々が巻き起こす一つの極端な事例として、今回の『刀剣乱舞』騒動はその名を歴史に刻むこととなった。
刀剣乱舞のこれから
9月17日から開催された世界規模のゲームイベント「東京ゲームショウ2015」において、『艦これ』と同時に『刀剣乱舞』のスマートフォン版リリースの決定も発表された。iOS/Android向けに今冬には始動するという。
いかにDMMでの『艦これ』の成功が背景にあったとはいえ、短期間でこれほどまで大きなジャンルに成長した作品は、あまり例がない。
急激なグッズ展開やコラボカフェの開催、さらには配信からわずか6か月での舞台化発表。そしてスマートフォンアプリ化……制作者側もこれほどまでに急成長するとは予測できていなかったと思うが、いささか急ぎ足に映ってしまう。
もともと、リリース直後にも、『艦これ』のプロデューサーが「いかに同じDMMのプラットフォームとはいえ、あまりにそのままコピーだったため複雑な気持ちになった」という旨を吐露したインタビューも話題を呼んでいた『刀剣乱舞』。
前述した騒動も、あまりに急速に人気が広がってしまったために様々な問題が発覚してしまったという見方もできる。
ヘイト創作について運営の非はないが、実際、この短期間でのいくつもの騒動をきっかけにサービスの利用をやめた人たちも少なくはない。今後、何か起きた時には、ユーザーへの丁寧な説明・対応を含めた十分な措置を講じていく必要があるだろう。
作品の世界観や設定、キャラクターを含めて『刀剣乱舞』という魅力的な素材を生かすも殺すも運営次第である。『刀剣乱舞』という素敵なコンテンツの熱心なファンのひとりとして、筆者は警鐘を鳴らしておきたいと思う。