急成長を遂げた『刀剣乱舞』を巡って起きた複数の騒動に寄せて (4/6ページ)

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その翌日、芝村氏は自身の解釈をユーザーに指摘され、その誤りを認めてコンテンツ史学会の発言を撤回、「大東亜共栄圏」は「ゆるやかな経済圏」に訂正するとしたが、『刀剣乱舞』の根底にある思想に触れ、困惑したユーザーが存在したこともまた事実だった。

二次創作に起きた大きな波

もう一つ、上述の2点とは全く別に、8月頃から徐々に、『刀剣乱舞』の二次創作を巡る騒動が一部で問題視されていた。

二次創作は、漫画やアニメ、ゲームなどを原作としてキャラを利用しストーリーを独自に解釈・アレンジした派生作品で、そのような同人活動の交流の場として現在多くのユーザーを持つのがイラストSNSサービス「pixiv」だ。

二次創作活動は著作権の観点からはグレーゾーンとされていて、あくまでファンによる楽しみ方の一つとして公式からは黙認されている場合が多い。

『刀剣乱舞』もまた、二次創作活動が非常に活発である。同人誌即売会は全国各地で頻繁に開催され、pixivを中心に多くの作品が投稿されている。『刀剣乱舞』同人のオンリーイベントでは、参加者の行列の長さがニュースになったほどだ。

そして、8月から9月にかけて問題とされていたのが「ヘイト創作」である。ヘイト創作とは、原作のキャラクターの性格を改悪するなどして、原作やキャラクターを貶め虐げている二次創作物を指す俗称である。

ヘイト創作は好みが明確に分かれるため、極力、pixivなどではタグ付けや注意書きなどで、いわゆる「住み分け」がなされていた。

『刀剣乱舞』におけるヘイト創作といえば、例えばゲーム内では明確にされていない刀剣男士の主である「審神者」にオリジナルの設定を盛り込み正義の味方とし、刀剣男士の中の特定のキャラクターを悪としそのキャラを痛めつけ、中には残虐な行為に発展させている作品などのことを指す(逆の設定も存在する)。
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