訴えようとする前に読んで欲しい訴訟自体の大変さと、その他検討すべき選択肢を弁護士が解説! (1/2ページ)
金銭を請求する場合、相手方から回収することができない可能性があるならば訴訟するメリットは少ない。また回収できる可能性があっても、訴訟自体にかかる費用を上回ることができないならば、これもまた訴訟するメリットは少ない。
ちなみに訴訟提起にかかる費用は、収入印紙と切手代、そして弁護士費用である。収入印紙と切手は大した費用ではないが、問題は弁護士費用である。勿論、弁護士に依頼することなく、本人訴訟をすれば、弁護士費用はかからない。しかし、書面の作成、証拠収集、出廷などを自分で行わなければならない。結局そこにかかるコストと、比べることが訴訟を提起する前に考えるべきと言える。
では今回は、訴訟自体の大変さやデメリット、また訴訟を提起する前に検討するべきポイントを安田庄一郎弁護士に伺った。
■そもそも提訴から判決まで最低でも3ヶ月程度。場合によっては1年以上かかることも!
そもそも訴訟自体にかかる期間はどれくらいなのだろうか。
「訴訟を提起する場合、特に争点のない事案であっても提訴から判決まで3か月程度はかかるのが通常であり、複雑な事案で争いがある場合、場合によっては1年以上かかることもあります」(安田庄一郎弁護士)
「そのため、早期の解決を望まれる場合、訴訟以外の解決手段を検討すべきでしょう」(安田庄一郎弁護士)
訴える前に考慮すべきポイントは訴訟期間とのこと。出来る限り早く解決を望むなら、訴訟以外も当然選択肢に入ってくるだろう。
■訴えるならば相手との人間関係が悪化することも覚悟しなければならない
「訴訟の提起は、相手方にかなり強固な意思表示ととられるため、相手方との人間関係を悪化させてしまう危険があります」(安田庄一郎弁護士)
これは間違いないだろう。訴えるならば、相手方との関係修復を望むことは基本的に諦めたほうがいいかもしれない。つまりこの点も訴える前に考慮するべきだろう。