5.3秒に1回出動している?! 社会問題化している日本の救急車出動件数「背景は高齢者増加のため」

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病気やけがなど、万が一のときに、頼りになるのが救急車です。いつでも駆けつけてくれる! という安心感がある一方で、その利用の仕方についてマナーが問われる場面も多いですよね。近年は、救急車利用の有料化に関する議論も進んでいます。そこで今回は救急車出動の実態について紹介します。

■5.3秒に1回!

救急車の出動件数は、総務省消防庁が毎年公表しています。ここ数年は、出動件数、搬送人数ともに増加の一途をたどっています。平成26年では、598万2,849件! 搬送人数は539万9,618人に上っています。どちらも、前年比1.1~1.2%程度の比率で上昇しており、救急車出動による負担増が問題になっています。
この数字を計算すると、全国において、1日平均で約1万6,400件、時間単位にすると、およそ5.3秒に一件という割合で救急車が出動していることになります。

■そして社会問題に

救急車出動件数の増加が問題としてとらえられるようになったのは、ここ15年ほどのこと。それまでも緩やかに増加していましたが、近年は非常に速いペースで増加しています。たった15年間で出動件数は50%以上、そして搬送人数は200万人以上も増えているのです。
とはいえ、救急車、救急隊員ともに、数には限りがあります。出動件数の増加に対応できず、社会問題化しているのはご存じのとおりです。たとえば東京都内では、119番に電話をしてから、実際に救急車が現場に到着するまでの時間が、10年前よりも1分半ほど長くなっています。自分や大切な家族が重病で苦しんでいることを想像すると……「たかだか1分半くらい」とは思えませんよね。実際に、この時間が生死の境目になることも、珍しくはないのです。

■救急車出動件数増加、その背景にあるもの

ではなぜこのように、救急車の出動件数は急激に増加しているのでしょうか。重大な原因の一つになっているのが、利用者側のマナーの問題です。軽症にもかかわらず救急車を呼んだり、タクシーがわりに利用したり……。こうした「安易な利用」が、本当に救急車を必要としている人の利用の妨げになっているといわれています。
そしてもう一つ、無視できないのが高齢化による影響です。近年の119番通報における高齢者の割合は、なんと半数以上! まだまだ高齢化は進んでいくと考えられますから、今以上に深刻な状況になることも十分に考えられます。
救急車出動件数が約600万件! と言われても、あまりピンとこないものですが、5.3秒に1回と考えると、危機感を抱く方も多いはず! 救急車を呼ぶ前に、他の手段はないのか、本当に必要なのかを考えてみてくださいね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません

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