【クルマを学ぶ】世界中で話題の「クリーンディーゼル」とは何か (3/3ページ)
マツダではディーゼルの常識を打ち破る低圧縮比、トヨタではピストンにコーティングを行い断熱圧縮効率を向上させるといった工夫を行い、ブレイクスルーをしている。
■ VWの陥った罠
メルセデスのブルーテックは尿素SCRを使った後処理装置を採用している。
大型車でも多く採用される尿素SCRであれば、確実にNOxを低減させることが可能で、コストアップも高級車であるメルセデスであれば、性能とのバランスで見合うものとなる。
一方VWは大衆車メーカーであり、販売は価格の安い小型車が中心だ。そのためコストの観点からEGRとNOx吸蔵還元触媒を組み合わせた手法をとったのだろう。
しかしEGRの多用はパフォーマンス低下、NOx吸蔵還元触媒は長期使用時の性能低下という課題があり、禁断の『defeat device』に頼ってしまった。
ハイブリッドに対抗するための『クリーンディーゼル』技術。2000年代に注目されたが、その期待がここにきて大きく揺らいでいる。今後の信頼回復に期待したい。
【参考・動画】
※ 知っておきたいガソリン知識最前線 – 鈴与商事
※ ディーゼル革新の立役者がこだわった10万分の1秒 – 日本経済新聞
※ メルセデス・ベンツはなぜディーゼルを追求するのか – 日経トレンディネット
※ SKYACTIV-D(ディーゼルエンジン) ~マツダ開発担当者による技術説明~ – YouTube
※ 【トヨタのテクノロジー】クリーンディーゼルエンジン – YouTube
【画像】
※ frankie’s / Shutterstock