外国人観光客はヒロシマを目指す、顕著化する日本人との「意識格差」と国民の誤解 (1/4ページ)
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日本を訪れる外国人観光客が、目に見えて増えている。
我が国の政権与党が民主党から自民党に戻ると、円安が一気に進んだ。もちろんそれが外国人観光客を日本に引き寄せる要因として存在する。
だが、つまるところ、日本人が官民合わせて観光PRに取り組んだ結果ではないかと筆者は見ている。
かつては“観光後進国”と言われていた日本。両替所がない、外国人を受け入れる宿がない、イスラム教徒への理解がないなど、観光に関してはとにかく散々な評価を浴びてきた。
だが、それも昔の話になりつつある。インバウンド、アウトバウンド共に充実させた結果、日本国内の観光整備状況がより改善された。
それに伴い、外国人観光客の行く先も多彩化しつつある。今や東京と大阪と京都だけではなく、日本人でも「どうしてそんな所に?」と言ってしまうような穴場観光地にも海外からの旅客がいる。
そしてここにも、観光業成長の影響が波及していた。
広島平和記念資料館である。
■ 増える外国人、減る修学旅行生

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広島市を訪れる外国人は、増加傾向にあるという。
アメリカ軍による広島と長崎への原爆投下というのは、はっきり言って「日本人だけの関心事」に過ぎなかった。
例えば、広島市と姉妹都市提携を結んでいるベルギーのイーペル市は、第一次世界大戦で膨大な数の毒ガス砲弾を浴びた。その砲弾は、今も不発弾として地中に埋まっている。だがそうしたことを知識として知っている日本人は、決して多くはないだろう。それと一緒だ。
ましてや「原爆投下時の放射線による被害が70年経った今でも続いている」ということなど、放射能の有害性を学んでいない人間にはまったく理解できない。
「昔、ヒロシマという町に原爆が落ちてたくさんの建物が倒壊した」。