【クルマを学ぶ】大型車両とサスペンション 「大きなクルマ」はこうして進化した (1/3ページ)

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【クルマを学ぶ】大型車両とサスペンション 「大きなクルマ」はこうして進化した

※ シリーズ前回の記事
【クルマを学ぶ】TPP大筋合意、自動車業界の未来はどうなる?
http://nge.jp/2015/10/14/post-120066

source:http://www.shutterstock.com/

同じクルマと言っても、装輪車と装軌車では構造が大きく異なる。だが、装軌車の開発と量産が大型装輪車の発達を促したという側面も否定できない。

装軌車とは、平たく言えば戦車だ。戦争に使う兵器が各国の工業力を向上させるという事実は、倫理云々はさておき確かに存在する。

第一次世界大戦で投入されたイギリスのマークI戦車は、当時の“世界の工場”が満を持して開発した装軌車両である。数十トンもの重量を持つ戦車を動かすには、頑丈な足回り、すなわちサスペンションが必要だ。

もっとも、マークIにはまだそれがなく、故にその走行性能は貧弱なものだった。

だが、戦場での実戦データを基に改良が進められ、戦車にもサスペンションが装備されるようになると性能は格段に向上した。

今現在稼働している大型トラックや各種作業車は、“世界大戦での実験結果”と言ってしまってもあながち間違いではない。

■ 世界大戦で証明された性能

戦車や大型車のサスペンションは様々な種類があり、正直この記事の中では全て書き切れない。だからここでは、主だったものを二種類挙げよう。『トーションバー式』と『リーフスプリング式』である。

『トーションバー式』とは、ねじり棒を使ったサスペンションである。車輪が何らかの衝撃を受けた際、ねじり棒には当然力が加わる。それに対する反発力を利用して足回りへの衝撃を和らげるというものだ。

一方で『リーフスプリング式』は、棒状ではなく板状のバネを使った機構だ。詳しく書くと長くなるが、小学生の時によく使った下敷きは、弾力性に富んでいることはご存知だろう。あれを何枚も重ねればそれなりの強さの板バネができる。『リーフスプリング』を身近なことで例えると、早い話がそういうことだ。

戦車にしろトラックにしろ、その歴史を語るのにこの二種類のサスペンションは欠かせない。

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