【考察】なぜ映画のアクションシーンを作るのは難しいのか? (2/6ページ)

Kotaku

では、クオリティの低いアクションシーンとは一体どのようなものでしょうか?

悪いカメラワークやヘンテコな振り付け、目で追うのも苦労するような速すぎる編集といったアクションシーンは、クオリティが低いと言えます。反対に、良質なアクションシーンとは「ハッキリとアクションを見せる」ものを指します。粗を隠す為にカメラや編集技術で誤魔化すのではなく、正々堂々と全てを見せるものです。


キャラクターが何故その決断をしたのか? 何が起こっているのか? を観客へ伝えるために、ワイドショット、長尺で一連の動きをとらえ、全体像を見せているかどうかがポイントでしょう。殺されそうになっているから反撃しているのか、感情の赴くままに動いているのかといったことを観客に把握させるのです。


また、アクションとリアクションが同じショットに収まっていることも重要。キャラクターの決断や、危険な状況に陥った理由を知ってもらう必要があります。

以前、上記と同じような内容をジャッキー・チェンも語っていましたが、こういった条件をクリアするには、膨大な時間と費用と根気が必要となります。そのため、予算削減が叫ばれるハリウッド映画では中々見られないのが現状のようです。

また、良いアクションシーンは「あけっぴろげ」であるのに対し、悪いアクションシーンは「ほのめかす」だけで観客の補正を頼りにしているとも言えるかもしれません。

クローズアップ、邪魔する動き、アクションを隠す、ガクガクと揺れるカメラ

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