歴史上有名な10匹のオオカミと人狼伝説 (3/7ページ)

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例えば、1428~1447年にかけてヴァレー州で裁判が行われている。その発端は、1428年にヴァレー州の代表者らが現フランスのサヴォワ地方を治めていたサヴォイア公に魔女狩りを行うよう請願したことだ。

 他の地域の魔女裁判とは異なり、ヴァレー州ではオオカミ憑きを疑われた人間も訴えられた。当時のフランスとスイスの裁判所が魔術とオオカミ憑きを結びつけて考えていたからだ。

 それから数年のうちに、魔女裁判はスイス中に広まることになる。ヨーロッパの歴史上おそらく初めての大規模な魔女狩りであり、ヴァレー州では100人もの住人が魔女とオオカミ憑きの容疑で火刑に処せられた。



■ 6. トゥルクの狼


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 スウェーデンでの騒動と同様、「トゥルクの狼」も子供を食った狼につけられた名だ。1880~1881年の間にフィンランド沿岸のトゥルクでは、2、3匹の狼によって22人の子供が殺されている。

 最初の犠牲者は8歳の少年だったが、発見された遺体は食いちぎられ、ひどい有様だったという。さらに似たような状態の犠牲者が発見されると、政府は狼討伐のために兵士15人とハンター9人を派遣した。

 フィンランドでは現在においてもこの年は「狼の年」として知られている。狼が血に飢えた牙で子供を襲うという話が広まり、親たちは次は自分の子供が犠牲になるのではないかとひどく怯えていたという。1882年、老いてほとんど牙の抜け落ちたメスがハンターによって撃たれた。それから12日後、オスの狼が毒殺された。間も無く3匹目も殺され、事態はようやく沈静化する。

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