【一般常識】仕事でもプライベートでも要注意!「署名」と「記名」の違い・使い方 (1/2ページ)

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入会申込書などでも見かける「署名」や「記名」欄。将来マイホームを購入するときには、手がつりそうなほど自分の名前を書くことになるので、キレイに書けるよう練習しておこう。

「署名」と「記名」の違いはなにか? 署名は「手書き」じゃないとダメの意味で、筆跡も証拠となるので重要な書類で用いられ、「記名」はスタンプや印字などの手書き以外も認められる。「押(おう)印」「捺(なつ)印」は言葉の違いだけで、どちらも「印鑑を押す」ことに変わりなく、数百円で買えるいわゆる三文判(さんもんばん)でも実印と同じ効力を持つ。証拠能力がもっとも高い「署名捺印」を求められたら、納得するまで書類を読んでからおこなわないとタイヘンなことが起きるのだ。

■「署名捺印」が最強

役所で自分の住民票をもらうときはもちろん、定期券を購入するさいも申込書には「氏名」を記す欄がある。これには署名と記名の2つがあり、
 ・署名 … 手書きが必須
 ・記名 … スタンプやワープロでも可
と、名前を記すだけでも意味がまったく違う。のちにモメたときの証拠能力は署名>記名となり、筆跡が残る「手書き」が優先される。クレジットカードの裏の名前を書く欄は「ご署名」とされているのが一般的で、これも店の「控え」のサインと比較し、同一人物と確認するためだ。字がキタナい、書くのがメンドウと、シールやスタンプで代用すると「署名じゃないので無効です」と言われてしまうのでご注意を。

印鑑を押す欄にも押(おう)印と捺(なつ)印の2つがあり、印鑑?それとも指で押す拇(ぼ)印?などと考えたひともいるだろう。残念ながら悩むほどの話題ではなく、押も捺も「判を押す」の意味を持ち、慣習的に署名と捺印、記名と押印の組み合わせで使われている。効力の高い順に並べると、
 1. 署名捺印
 2. 署名
 3. 記名押印
 4. 記名
となり、署名+捺印は「非常に重要」な書類の意味なので、内容を熟読してから対応しよう。

■実印も三文判も、効力は同じ

「実印」と「三文判」では証拠力に違いがあるのか? たとえ数百円で買った出来あいの三文判でも契約書としての効力は変わらないので、安易に押すとタイヘンなことになる場合もある。

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