「生涯現役」を貫く人々、オールドアスリートの活躍 (1/3ページ)
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アスリートの選手寿命は、競技によって大きな差がある。
例えば新体操の選手は20代前半ですでに“ベテラン”と呼ばれる一方、マラソンランナーは30代から本格的に練習を初めて世界レベルに達したということも珍しくない。
筆者はグラップリングの選手だが、この競技はかなり選手寿命の長いほうだ。
筆者の知っている中では、50代後半から初めてグラップリングの練習を受けて還暦過ぎに全国大会出場を果たしたという勇者がいる。
もっとも、格闘技というのは案外長く続けられる性質のもので、アマチュアボクシングの世界でも40代、50代の人はたくさんいる。
いずれにせよ言えるのは、そのスポーツに携わった以上生涯現役を貫きたいと誰もが思っているということだ。
ベッドの上で何もできないまま死を待つのは真っ平御免である。顔に何十本の皺を刻もうと、頭髪の大半が抜け落ちようと、やはりアスリートはアスリートのままでいたい。
現に、それを実現している人達がいる。
■ 鉄の肉体を持つ老人
ドイツ出身の機械体操選手ヨハンナ・クアスという人物がいる。彼女は3年前に話題になった人物だが、2012年の時点で86歳を迎えている老婆である。
いや、老婆と言うのは無礼になってしまう。何しろこのヨハンナさんは、現役の体操選手なのだから。
まずは、こちらの動画をご覧いただきたい。
何と、平行棒を使って空中静止をやっている。これは相応の握力と腕力、肩の筋力、そして体幹がないと不可能である。ヨハンナさんが超人的な肉体の持ち主だということは、誰の目にも一目瞭然だ。
素晴らしいフィジカルを誇るヨハンナさんだが、こうしたスーパー高齢者は世界中にまだまだ存在する。
アメリカ・ニューヨーク在住のウィリー・マーフィーさんは、70代半ばからパワーリフティングを始めて77歳で世界大会優勝という成績を収めた。
片方25ポンドのダンベルを両手にウェイトトレーニングをする姿は、まさに“鉄人”と表現するべきだ。