インドネシアの「電子書籍元年」 電子書店MangaMonグランドオープン (1/3ページ)
スマートフォンやタブレットは、確実に我々の暮らしを変革させた。
一つ例に取ると、本だ。スマホやタブレットを介した電子書籍というものが普及すると、社会のペーパーレス化が一気に進んだ。
少し前までは「版権を脅かすペリー艦隊」と見られたKindleも、今ではそのシェアを着実に伸ばしている。それ以外の電子書籍サービスも、機能をより使いやすく充実させることで液晶画面の中に定着した。
だが、スマホが普及しているにもかかわらず、そうした電子書籍サービスが未発達の国も存在する。インドネシアがそうだ。
それ故に、この国の電子書籍市場は広大なフロンティアが広がっている。
■ 海賊版対策の一手に
意外なことだが、インドネシアの電子書籍は今年2015年を“元年”と表現してもいいくらいに未開拓の分野だ。
筆者はFUTURUSでもその他のメディアでも、インドネシアのサブカル人気についてそれぞれ切り口を変えながら記事を手がけてきた。
日本で好評の漫画は、インドネシアでもやはり好評だ。そういう意味で日本人とインドネシア人はセンスが似ている。ところが様々な問題もあり、インドネシアの出版事情は日本のそれほど恵まれているとは言えない。
しかし、そんな状況はあと数ヶ月で大きく変わるかもしれないのだ。
“ペリー艦隊”ことKindleにまったく引けを取らない書籍配信量を誇る、『eBooksJapan』。
このサービスを運営する株式会社イーブックスイニシアティブジャパンは、11月1日からインドネシア向けの電子書籍配信を本格的に開始した。
電子書店『MangaMon』は、インドネシア語に訳された日本の漫画作品を提供するコンテンツページとして、大きな期待が集まっている。サービス開始時点での書籍数は25タイトル179冊のみであるが、新たな作品の翻訳作業や電子化は急ピッチで進められている。