重大病が見つかるチェックリスト「骨粗しょう症」(2) (2/2ページ)
一方、骨のためにはカルシウムだけでなく、前述のビタミンDやマグネシウムなどの栄養素も必要です。ビタミンDの1日の所要量は成人で100IU(2.5μg)とされ、特にウナギのかば焼き、そしてサケ、サンマ、イサキ、カレイなどの生魚に多く含まれます。ビタミンDは肝臓や腎臓で「活性型ビタミンD」に変化し、腸でのカルシウム吸収を手助けします。肝臓や腎臓に障害があると(【10】の人ですね)、カルシウム吸収率が低下する原因となるので、当てはまる人は気をつけましょう。
さらに、マグネシウムも骨の健康に関係します。マグネシウムの1日の所要量は約300mg。カルシウムとの摂取バランスが重要で、カルシウム2に対し、マグネシウム1が理想です。マグネシウムは玄米や豆類、種実類に多く含まれています。
逆に、リンを含むスナック菓子やインスタント食品、炭酸飲料のとりすぎに注意してください。リンは体に必要な栄養素ですが、とりすぎるとカルシウムの尿からの排泄を促進し、腸での吸収も妨げます。
骨粗しょう症の予防は、毎日の食事から、ですよ。
──骨粗しょう症チェック項目──
【1】55歳以上である
【2】体形がどちらかというと、細身である
【3】ちょっとしたことで骨折したことがある
【4】最近、背が縮んだような気がする。あるいは、背中や腰が曲がってきた
【5】乳製品や大豆製品をあまり食べない
【6】運動不足である
【7】家族に骨粗しょう症の人がいる
【8】腰痛持ちである
【9】夜活動することが多く、日光をあまり浴びていない
【10】肝臓もしくは腎臓が悪くなったことがある
※0~3個は経過観察、4~6個は医師に相談を。7個以上は医師の診察を受けてください
◆監修 森田豊(もりた・ゆたか) 医師・医療ジャーナリスト・医学博士。レギュラー番組「バイキング」(フジテレビ系)など多数。ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の医療監修も務めた。