重大病が見つかるチェックリスト「レジオネラ感染症」 (3/4ページ)

アサ芸プラス

特に問題となるのが「レジオネラ肺炎」で、腎不全や多臓器不全を起こして死亡する場合もあります。2~10日の潜伏時期を経て発病し、悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などが起こり、呼吸器症状として痰の少ない咳、少量の粘性痰、胸痛、呼吸困難なども現れ、症状は日増しに重くなっていきます。腹痛、水溶性下痢、意識障害、歩行障害を伴う場合もあります。病勢の進行が早く、有効な抗生剤治療が間に合わないと、致死率は60~70%にもなります。死亡例は発病から7日以内が多いようです。しかし、間に合えば致死率は10~20%程度になります。健常者もかかりますが、糖尿病患者、慢性呼吸器疾患者、免疫不全者、高齢者や幼児、大酒家や多量喫煙者はかかりやすい傾向にあります。

 一方、「ポンティアック熱」の主な症状は寒気、吐き気、筋肉痛などで、一般的には重症までは至りません。しかし、インフルエンザに類似した非肺炎型疾患とされています。

 対策としては、感染経路の可能性について考えられるいくつかの環境に対して、それぞれに注意や対策が必要です。あらゆるケースに対応して感染を防がなくてはなりません。冷却塔の場合は、定期的な清掃。循環式浴室の場合は、2日以上お風呂の湯をためた状態にしない(こまめに入れ替える)。シャワーのホース内の温かいお湯は、水を流してから、止める。ぬめりを作らないよう清掃する。加湿器の場合、こまめな洗浄。水は足さずに洗って新しいものに。その他、手洗い場、プール、噴水など、さまざまな水回り環境において警戒が必要です。

 水に触れることが多い季節だけに、レジオネラ感染症には気をつけて、健やかな夏を過ごしましょう。

「重大病が見つかるチェックリスト「レジオネラ感染症」」のページです。デイリーニュースオンラインは、レジオネラ感染症週刊アサヒ芸能 2015年 7/30号森田豊プール温泉社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る