了解は敬語? ビジネスで「了解です」を使うと失礼になる? (1/2ページ)

フレッシャーズ

これから社会人になろうという人は、学生と社会人では言葉遣いが異なるということを知っておく必要があるでしょう。接客アルバイトをしていたとしても、それはビジネスで使われる言葉とは異なるものが多いのです。ましてや、元気だけが取り柄とばかりに、言葉遣いがテキトーになってしまってはいけません。そこで今回は、元気よく使ってしまいがちな「了解です」という言葉について考えてみましょう。
■「了解」は「理解した」だけ→尊敬の意味は入っていない

「了解です」という言葉を丁寧語だと思っている人もいるかもしれませんが、「了解」という言葉にはもともとそんな意味は含まれていません。ただ単に、理解したとか認めるということのみを表します。上司から指示されたときに「了解です」と返事をすると「理解した」と言ったのと等しいので、全く尊敬の意味が込められていないことになってしまい、失礼に当たります。

・「了解です」を上司やお客様に言ってはいけない

「了解」に「しました」をくっ付けて「了解しました」になると、「しました」の分だけ丁寧語になりますが、尊敬語にはなりません。結局、「了解です」と言おうが、「了解しました」と言おうが、上司に使うのは控えたほうが良いでしょう。

ただし、メールなどの簡潔なやり取りが好まれる場面ではよく使われています。「了解しました」や「了解いたしました」なんかは、職場でよく使われているのなら構わないかもしれませんね。でも、お客様には使わないように注意したいものです。

■「承知しました」は便利な表現

「了解です」が使えないとなると、ぜひ覚えておきたいのが「承知しました」です。「承知いたしました」でも良いですね。「承知」という言葉には目上の人の命令などを「承る」という意味が含まれるので、敬語として目上の人に対して使うのに最適です。

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