ロボットが人に近付くには、超えねばならない「谷」がある (1/3ページ)

FUTURUS

ロボットが人に近付くには、超えねばならない「谷」がある

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『不気味(ぶきみ)の谷現象』と呼ばれる仮説がある。

これはロボットや人形の外観や動作が、人間に近付き過ぎると親近感や好感を超えて、かえって嫌悪感を催し不気味に思えてしまう現象が起きる段階があるというものだ。

その谷を通り過ぎて、完全と言える程似てくると再び好感を持てるようになるとする仮説だ。

提唱者は東京工業大学名誉教授の森政弘氏。

このロボットの外観や動作などが人間に近付く際に、あまり似ていない段階では可愛く感じたりして好感を持てるが、極めて似ている段階で一旦不気味になり、それを超えて全く同じになれば親近感を得られるということで、『不気味の谷』と呼んだ。

しかし、この仮説には反論も出ていた。あくまで仮説であり、そのような現象は疑わしいとされていたのだ。

ところがこの度、米国のスタンフォード大学とカリフォルニア大学の研究者等が、『不気味の谷現象』を確認できたことを発表した。

■ 実験で現れた「谷」

研究者らは、80体のロボットの顔を撮影してサンプルを作り、被験者に見せて反応を確認した。

但し、有名人のロボットなどは親近感をもたらしてしまうので除外された。

source:http://www.sciencedirect.com/

もし『不気味の谷現象』が現実に存在すれば、今後社会的に、人間のパートナーとなっていくロボットが備えて行くであろう人間らしさが、ある段階で、人間に不信感や嫌悪感を催させてしまう可能性がある。

実験では、80体のロボットを見た被験者にアンケートを行った。

その結果、ロボットが人間らしさを強めていくに従って、一旦好感度が上がったものの、かなり人間らしくなった段階から、好感度が一気に落ちていくことが分かった。

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