ダイエットする男はナルシストってほんと? 成功の鍵は自己評価 (1/2ページ)
女性はもちろん男性も気になるのが「体型」。部活を辞めたらおなかが出てきた!なんて慌ててダイエットを始めたひとも少なくないでしょう。
男性の「ダイエット」の原動力は何でしょうか? 女性は賞賛願望、つまり周囲から「やせたね」「きれい」と言われることが目的で、いうなればダイエットは「手段」に過ぎません。この構造は基本的に男性も同じですが、他人からのほめ言葉だけではパワー不足で、オレってモテる!と実感しないとダイエットには結びつきません。つまり男性のダイエットは「自己満足」が原動力になっているのです。
■「ほめて伸ばす」は通用しない?
ダイエットのきっかけとなる要素はおもに3つあり、
a.賞賛獲得要求 … ほめられたい
b.身体的満足 … 自信がある/自信がない
c.拒否回避 … 嫌われたくない/拒否されたくない
a.はポジティブなのに対しb.は半々、c.はネガティブな要素を排除するために始まります。女性の場合は「成熟拒否」、つまりおとなになりたくない=女性的な体型を否定するためのダイエットもありますが、ここでは男性に絞って紹介しましょう。
ネガティブ要素から始まったダイエットは成功するのでしょうか? たとえば太めな体型が理由で女性に避けられるのでは? と感じた場合、
・拒否回避のために、ダイエットを始める
・ダイエットが進む(=デメリットが減る)
・周囲が気づき、ほめられる(=賞賛獲得)
マイナスを減らすために始めたのに、やがては賞賛されるのですから、うれしくないはずがありません。「ほめて伸ばす」ではありませんが、さらにガンバってやせよう!と思うのが人情…ところが男性は、他人からの賞賛が自信になるのは確かですが、さらなるダイエットの原動力にはなりません。一度自分の視点に戻して納得しない限り、次のステップに踏み出さないことがわかったのです。