安倍首相が朴大統領に“完勝”「日韓首脳会談」に隠された真実 (2/4ページ)
現に、朴大統領が“こんなに近い国であっても、一部の国の間では深い理解が成り立っていない”と、日本を非難したのに対し、安倍首相は“特定の過去(慰安婦問題など)にばかり焦点を当てる姿勢は生産的ではない”とズバッと応酬。つまり、安倍首相自身が、“慰安婦問題は解決済み”と言っているわけです」
表面上は相手をヨイショするという基本的な“外交テク”を披露したまでに過ぎない、というのだ。前出の外務省担当記者がこう言う。
「安倍首相の“早期妥結”発言は、会談後の会見で、記者団に語ったに過ぎません。しかも“早期”という、時限のない曖昧な表現で、朴氏の要求する“年内”とは口にしていません」
事実、今回の会談の様子を窺うと、安倍首相は“剛腕”そのものである。
「朴氏の名誉をコラムで傷つけたとして産経新聞の前ソウル支局長が起訴され、裁判で揉めている問題について、“遺憾の意”をしっかり伝えたということです。さらに、福島第一原発事故を理由に、日本産の水産物を輸入規制している件は“科学的判断と言えない”と、規制撤廃を要請しました」(全国紙政治部記者)
低姿勢ながら、ガンガンとネジ込んでいく。
一方の朴大統領は、14年3月の日米韓首脳会談では、安倍首相が韓国語で、「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」と挨拶した際にはツンとして無視を決め込んだが、今回は破顔の連発。一貫して“スマイル炸裂”だった。
「あれだけ反日デモが盛んだった韓国なのにもかかわらず、です。11月1日昼、安倍首相が宿泊先のホテルに到着した際、デモ隊の姿は一切なく、在韓日本大使館前のデモ参加者もたった数人。これは、韓国政府が徹底して反日デモを規制した結果で、こんな日本側に対する気遣いは、過去を思えば目を疑うものです」(全国紙外信部記者)
日本の有力者に“金くれ”懇願
何か弱みでも握られたのかとも思えるほど、平身低頭の朴氏。何を考えているのか?
前出の室谷氏が、ズバリ指摘する。
「経済問題です。韓国経済がいよいよヤバくなっていて、一刻も早く、日本の援助が欲しいんです。国内消費の低迷、ウォン高も加わり、韓国経済の体力は時間とともに蝕まれています。