劇場公開アニメ『RWBY』の魅力を兼光ダニエル真氏に超伺う! (3/6ページ)
――日本の作品(クールジャパン)による影響はあると思いますか? それとも、本作が日本風に感じられるのは直接的な影響というより、モンティ・オウムさんの感覚によるものなのでしょうか?
兼光:両方あると思います。少しだけネット上で本人とお話したことがあるんですが、モンティさんは自分がかなりガラパゴス的であることを自分でも認識されていた人で、日本の中の極一部の要素を自分の中で非常に上手く膨らませて展開させているんです。
しかしそれだけではなく、アメリカには日本のアニメの下地が1990年代末の段階で完成されていて、その下地の上にモンティさんのビジョンが上手く乗っかっていた、というところがあると思います。Rooster Teeth Productionsの方々が「これは面白い! 一緒にやろう!」とモンティさんのビジョンに絡み合っているので、作品としての伸びが全然違うんですよね。
海外でも日本の絵柄を取り入れているアーティストはたくさんいますが、それが制作チームとして共有されていて、さらに見る側の方でも共感を受けているかどうかは別だと思います。そのあたりの状況はここ15年で大きく変わりました。
クールジャパンということにおいて下地があるにはありますが、それだけではなく、ちゃんと自分たちが作りたいと思っているものを海外の方々が組み込み、自分たちで押し出しているというのもあると思います。
――アクションのカッコ良さの感じ方が、日本と海外では異なるといったことはあるのでしょうか?
兼光:結局は人間の目線で感じ取るところなので、同じところもあれば違うところもあるでしょうね。ただ、日本のアニメと海外(特にハリウッド)のアクションとで大きく違うのが、日本のアニメは制約が非常に多いという点です。
これはマイナスだけのように感じるかもしれませんが、プラスなところもあります。