劇場公開アニメ『RWBY』の魅力を兼光ダニエル真氏に超伺う! (4/6ページ)
制約があることで、日本のアニメは最初から最後までガーッと動きを魅せるのではなく、工夫してポイントポイントで動きをつけるという、テンポ的なものを非常に重視するようになりました。
緩急のある展開の中で、日本のアニメはレイアウト(画角作り)をとても重要に捉えるようになりましたが、それは海外の人間からするとかなり奇妙に映るんです。
モンティさんはどこからかそういった日本のアニメのレイアウトのノウハウを吸収していたんだと思います。あの人は「俺はこれが見たいんだ!」というものに対して一切妥協を許さない人だったという印象なのですが、その背景には日本の特殊な背景を吸収していた、という側面もあったのかもしれません。
――兼光さんが個人的に好きなシーン、演出を教えて下さい。
兼光:ペニーの活躍が第一部のクライマックスとしてやはり圧倒的でした。見る側の予想していたことをどこか必ず裏切る(良い意味で)のが作り手側の大事なことですが、見事にそれをやってのけたという印象です。
トレーラー(Red、White、Black、Yellow)もRWBYの4人それぞれの個性が色濃く出ていて好きですね。非常に巣晴らしい殺陣もあるので、是非見ていただきたいです。トレーラーでも本編でもルビーが軽快かつ可憐な体術で、ヤンが力任せで相手を圧倒させる描写が楽しいですよね。
ストーリーの要素としては、キャラクターの異なる文化からそれぞれの出自が浮き立ってくるのが印象的でした。レイアウトやアクションも素晴らしいのですが、ストーリーの中から価値観の衝突というのがにじみ出ていて、それを通してドラマが組み立てられています。
出会ってすぐ友達、みたいなご都合主義ではなく、キャラクターの相関関係を丁寧に描き上げているのが素晴らしいです。