囚人のジレンマから考える「非合理的な残業」をしてしまう理由 (1/2ページ)

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囚人のジレンマから考える「非合理的な残業」をしてしまう理由

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あなたの周りに、大して仕事量が多いわけでもなく、残業代もほとんど出ず、さほど評価もしてもらえないのに、ひたすら頑張って残業をしてしまう人はいませんか?

今回は、人手不足というワケでもないのに、残業してしまう心理をファイナンシャルプランナーの筆者と一緒に考えてみましょう。

■「囚人のジレンマ」とは?

まず、“囚人のジレンマ”ってご存知ですか? ゲーム理論のモデルの一つなのですが、ストーリーに沿ってお伝えしますね。

ある村で2人の窃盗団が警察に逮捕され、容疑者AとBは別々の部屋で取り調べを受けています。ところが2人とも黙秘を続けていて、このままでは警察は証拠不十分で起訴できません。仮に出来たとしても懲役1年程度の罪になってしまいます。そこで、ある警官が取引をもちかけます。

「今、お前が正直に話せば、無罪(懲役0年)にしてやる。でも相手が自白をすれば、お前を5年は拘置する。両方が自白したら3年だ」と。

この時、2人の状況を箇条書きにすると、

Aは黙秘、Bも黙秘:Aは-1、Bも-1

Aは自白、Bは黙秘:Aは0、Bは-5

Aは黙秘、Bは自白:Aは-5、Bは0

Aは自白、Bも自白:Aは-3、Bは-3

という構図になります。

この時、Aは「Bはすぐに人を裏切るやつだ。もしBが自白してしまったら、5年も拘置される。自白した方が賢明だな」と自白してしまいます。同様にBも自白してしまい、結局2人は懲役3年になってしまう。

これが、囚人のジレンマと呼ばれる理論です。

■サラリーマンにも当てはまる囚人のジレンマ

これを現実世界に当てはめてみましょう。

ここに2人のサラリーマンがいたとします。この会社では、もし2人とも残業しなければ、年1回の評価で勤続年数が長くなったとして+1の評価をされ、2人とも+1のメリットを得ます。

1人だけが残業をすると、残業をした方の評価は高くなりますがその分働いているので、せいぜい+5程度のメリットです。

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