国民年金 未納で財産差し押さえも (2/2ページ)
払い忘れただけなら、遅れて納付することも考えられますが、中にはあえて払わない人もいます。こうした人はどうなるのでしょうか?
天引きではないため、「払うか払わないかは個人の自由」だと勘違いされがちですが、国民年金、厚生年金にかかわらず、年金の納付は義務です。
そのため2014年から日本年金機構は国民年金保険料を滞納している人を対象に厳しく徴収する方針を打ち出しています。年収400万円以上で13カ月以上滞納している人には、電話や個別訪問、督促状を送り、最終的には財産の差し押さえるということもあります。
年収400万円以下の人も同様で、督促の電話や催告状を無視すると延滞金が科せられます。そしてやはり最終的には財産差し押さえも可能性としてはあるようです。
ただ、やむを得ない理由で納められない人については、手続きによって免除されることもあるので、払えないからといってほったらかしにしないようにしましょう。
■研修中、試用期間中は厚生年金に入れるか?
就職や転職した会社によっては本採用の前に「試用期間」が設けられていたりします。
この期間中、新しい会社で厚生年金に入れるかどうか、というのは案外わからない人が多いかもしれません。
会社側に問い合わせると「試用期間中は国民年金のままでいてください」と説明されることがありますが、法律的には試用期間中でも、正社員のおおむね4分の3以上の労働日数、労働時間であれば会社は厚生年金に加入させないといけません。
それでも「国民年金のままでいてください」と会社側が説明するのは、会社に定着して長く働くかどうか未知数の人の手続きをするのが面倒という事情があります。もしこのような説明をされたら、思いきって厚生年金に加入してもらうよう申し出るのは一つの方法です。
若い世代にとって、年金受給はまだまだ遠い未来の話ですが、結婚や離婚、海外転勤や不慮の事故といった、人生で起こりうるあらゆることに「年金」はついてまわります。
本書では年金について知っておくべき事柄が、一般的な疑問に答えるかたちで解説されており、その中にはきっとあなたが感じている疑問や不安にマッチするものがあるはず。
よくわからないからといってそのままにせず、今のうちから情報は得ておきたいものです。
(新刊JP編集部)