国民年金 未納で財産差し押さえも (1/2ページ)
今の若い世代にとって共通の心配事といえば、何といっても「年金」です。
現行の年金制度がいつまでもつか、というのはしきりに話題にされていますし、受給できたとしても今の受給者よりも減額されたり、支給開始時期がさらに遅れるのではないかというのは、もう予想の域を超えて定説になりつつあります。
「払うだけ払わされて、受給はわずかなのでは?」
「というか、本当にもらえるの?」
などなど、年金にまつわる疑問はつきません。
こんな疑問に答えてくれるのが、フィナンシャルプランナーの井戸美枝さんです。
井戸さんは、著書『知ってトクする! 年金の疑問71』(集英社/刊)で、年金制度の今後や受給額、受給開始年齢、受給額を増やす秘訣など、年金にまつわるあらゆる不安に答えてくれています。
■年金、将来は本当にもらえるの?
これは根本的な疑問として、多くの人が気になっていることでしょう。
単に、「年金をもらえるかどうか」という点でいえば、今の現役世代もほぼまちがいなくもらえるはず。年金制度自体がなくなることは今のところ考えられないというのが井戸さんの見立てですが、問題は、「受給開始年齢」と「受給額」です。
井戸さんによると、今後受給開始年齢が国民年金、厚生年金ともに引き上げられる可能性は十分にあり、現に政府の社会保障制度改革国民会議では2030年以降、67~68歳に引き上げる案も検討されているといいます。
また「受給額」については、残念ながら今後は減額される可能性が高いようです。
■年金を納めなかったらどうなる?
会社勤めの人は厚生年金保険料が給与から自動的に天引きされるため、「年金を払わない」という選択は基本的にはありません。ただ、自営業者やフリーターの人が納める国民年金保険料は自分で納付するため、払い忘れたり、意図的に払わないということが起こりえます。実際、2014年度の国民年金保険料の納付率は63.1%。4割近くの人が払っていないことになります。