【世紀の発明】「インスタントコーヒー」は日本人が発明したってほんと? (1/2ページ)

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コンビニでも手軽に飲めるようになった「コーヒー」。家庭や職場で定番の「インスタントコーヒー」は日本人が発明したのはご存じでしょうか?

インスタントコーヒーが発明されたのは1903年とされ、日本はまだ明治時代のまっただなか。生みの親である「カトウ・サトリ」氏は、アメリカで特許を取得した記録は残っているものの、そのほかの資料は皆無に等しいナゾの人物。会社を立ち上げるも、別の特許のインスタントコーヒーがヒット商品となる、残念な運命をたどったひとなのです。

■超ハイテクだった明治の「インスタントコーヒー」

海外ドラマではオフィスに「飲み放題」のレギュラーコーヒーが定番で、コーヒー好きにとってはうらやましい光景でしょう。海外ならではと思えるでしょうが、日本のコーヒー消費量は意外にも多く、2013年データからおよその量をあげると、

 1位 … アメリカ(140万トン)

 2位 … ブラジル(120万トン)

 3位 … ドイツ(56万トン)

 4位 … 日本(44万トン)

と世界4位のコーヒー好き。いたるところにコーヒーショップがあるのも、コンビニでひきたてコーヒーが飲めるのも当然の結果で、さかのぼればインスタントコーヒーを発明したのも日本の科学者なのです。

世界初のインスタントコーヒーの生みの親は「カトウ・サトリ」という人物で、1903年にアメリカで特許を取得。なんと明治36年のことですから、どれだけコーヒー好きなの?って感じですね。それ以前にもお湯を注ぐだけで飲める「粉末コーヒー」は存在したものの、味、風味、保存性ともにイマイチで、おいしいといえるものではありませんでした。これに対しカトウは「真空乾燥法」によって粉末化、この技術が買われて特許を取得しました。

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