今年のブラック企業大賞が決定!問われるモラルと企業のあり方 (2/4ページ)

FUTURUS

■3:ブラックバイト賞「株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)」

同社では、アルバイト講師が授業の準備や生徒の見送り、あるいは報告書の作成や後片付けにかかった時間に対する賃金が払われていなかったということで、各地の労働基準監督署から是正勧告を受けた。

このことで、同社は“ブラックバイト”の象徴的存在となった。

また、子供を教育する業界がこの様なモラルで良いのか、という部分で批判されているようだ。

■4:特別賞「暁産業株式会社」

同社は、消防自動車や消防設備などの販売と保守点検を行う企業。

2010年12月に、同社の保守点検部門で働いていた19歳の男性社員が自殺した。この自殺の理由が上司からのパワハラであったことが、福井労働基準監督署で認められている。

男性社員は上司から「死んでしまえばいい」などの暴言を浴びせられ続けた結果、鬱状態になってしまい、自殺に追い込まれてしまったという。

福井地裁は同社に対し、“典型的なパワーハラスメント”として会社と上司に約7,200万円を支払うことを命じた。

■5:アリ得ないで賞 : 株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)

前述の『WEB投票賞』で紹介した通り。ブランド名をもじられてダブル受賞するとは……。

■ 企業モラルとあり方

“ブラック企業”の定義は様々だが、ほぼ共通して言われているのは、以下の様なことだ。

・従業員に劣悪な労働を強いることで心身共に過重負担を与えている。
・違法性が高い労働を強いたり営業活動を行っている。
・パワーハラスメントが日常的に行われている。

そこで昨今では、企業コンプライアンスを守ることが重要だと言われている。

しかし、コンプライアンスは基本的に法律や内規を守ることだとされ、それでは法律や内規さえ守っていれば企業倫理(モラル)は軽視されてしまう、といった議論もあるらしい。

そこでわざわざ、モラルも含んだ“フルセット・コンプライアンス”なる理論が提唱されている。

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