今年のブラック企業大賞が決定!問われるモラルと企業のあり方 (3/4ページ)

FUTURUS

個人的見解だが、ブラック企業が生まれる原因は、“新自由主義的な考え方を是とした市場の在り方”にあると考えている。とはいえ、経営者に品格や高い志があれば防げるのかもしれない、とも思う。

例えば、コンプライアンスを守ることや、客や従業員への利益などの社会への貢献・社会的存在意義を見失っているか、敢えて捨てているのではないのだろうか。

■ 労働者が注意すべきこと

個人がブラック企業の増加を止めるのは困難だ。従って、労働者自らが身を守らねばならない。

もし、入社した企業がブラック企業であったら転職すべきだ。ただし、判断が難しいのは、そこが本当にブラック企業なのか、それとも単に自分の社会性の欠如や忍耐力の欠如なのか、自分だけでは判断しにくいことだ。

従って、まずは第三者に相談すべきだろう。『ブラック企業大賞: 相談窓口一覧』では相談先が紹介されている。

ブラック企業の恐ろしさは、労働者の心身を疲弊させると同時に、再就職の困難さや「辞める者はダメ人間である」といった刷り込みを行ってくることらしい。

確かに転職は容易ではないし、共同体を抜け出したり物事を途中で放り出すことは悪であると教えられてきた人にとっては、決断には勇気が要るだろう。

しかし、決断が遅れれば遅れるほど、ますます辞められない体質になってくる。そして、気が付いたら取り返しが付かないダメージを受けているかも知れないのだ。

■ 「ブラック企業大賞」への要望

『ブラック企業大賞』の功績は、ブラック企業に社会的制裁を与える事で企業の体質改善を促す、ということだろう。

実際、『ブラック企業大賞』に限らず、マスコミやネットで騒がれて社会的制裁を受けた企業が、雇用環境を改善したなどの例はあるからだ。

次に要望だが、受賞、もしくはノミネートされた企業側にも言い分があることを取り上げて欲しいということだ。

せっかくブラック企業のブラックな部分を明るみに出すのだから、企業側に反論の場を与えたり、なぜそのような事が起きているのかといった企業側の言い分を紹介して欲しい(難しいとは思うが)。

「今年のブラック企業大賞が決定!問われるモラルと企業のあり方」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る