足・靴専門の理学療法士が教える! 「選んではいけない靴」を見抜く3つのポイント (1/3ページ)

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とっておきの革靴やヒールで長距離を歩いて、「靴がすれているのか、足が痛くてつらい」という思いをしたことはありませんか。理学療法士で、足の治療と靴の製作をする馬喰快歩堂(ばくろかいほどう。東京都中央区)所長の三浦賢一さんは、

「先日、就活中の女性が、足が真っ赤に腫(は)れてもう歩けないと言って治療に来られました。靴を見ると足が痛くなるのは当たり前、かかとが傾いたパンプスを履いておられたのです」と言います。そこで三浦さんに、詳しいお話を聞きました。


■靴が原因で、ひざ、腰、骨盤が傾き、猫背になる

筆者も商談に出向くような場面では、無理をして慣れない革靴を履いて歩き、小指にマメを作ったことが一度や二度ではありません。女性なら、ヒールやパンプスを履くシーンが多いのではないでしょうか。

「多くの人は、オシャレなパンプスを履いて足が痛む原因について、『ヒールが高いから』と思っているのではないでしょうか。ほかの要因があるのです」と話す三浦さんは、次のアドバイスを続けます。

「靴が原因でひざが曲がる、腰の位置が下がる、骨盤が傾く、猫背になっている人は多いのですが、それではオシャレな靴を履く意味がありません。

靴を選ぶ際は、まず機能に不備がある靴は選ばないことです。そして履き心地、デザインをと、選ぶ視点を変えましょう。特に、値段やデザインに気をとられて、見落としがちな重要な部分が3つあります」

「機能に不備がある靴」とは、いったいどういう靴を言うのでしょうか。

「人の足の形は千差万別です。そんな足に、大量生産の既製品を合わせるのが靴の市場です。ですから、『意図せず、パーツに誤差が生じている靴』があります。それが、履くにつれて足を痛めるだけで、絶対に選んではいけない靴です」と三浦さん。

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