幸せに生きていくために良い流れで循環させるべき「3つの能力」 (1/3ページ)
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レビュー
『人は心理学で永遠に幸せになれる』(村松奈美著、ワニブックス)は、米メリーランド州立大学心理学部・メリーランド州立大学院カウンセリング学部で心理学を学び、現在は大手外資系企業の社員向けカウンセリングを行っているという臨床心理士による著作。
「永遠に幸せになれる」などと聞くと、よくあるプラス思考本や自己啓発書のようですが、そういうものとは無関係。
もちろん宗教や哲学とも異なり、れっきとした科学(心理学)なのだそうです。
■幸せの永久サイクル
本書で強調されているのは、「幸せの永久サイクルをつくってしまう」ことの重要性。
著者によれば、心は「行動」「感情」「思考」の3つから成り立っており、互いに影響を与えあっているのだといいます。
そして、これらの能力を使えば、置かれた状況に適応して生きていく力を十分に持っているのだとか。
また、それらのうちの、どれかひとつを「プラスの影響を与えられる存在」にすることができれば、やがて残りの2つもプラスに転じていくことが可能。
そのままサイクルが回り続けてプラスの影響が続いていくと、相乗効果によってさらにプラスの力が強くなり、その結果、マイナスの力が入る余地がなくなってしまうというわけです。
■3つの能力の良循環
ただ、私たち人間は貪欲であるだけに、ただ「生きていける」だけでは満足できず、「できることなら、幸せに生きていきたい」と願うものでもあります。
だから、そのためには「3つの能力を生かす」ことに加え、さらに「3つの能力の良循環」をつくり出す必要があるのだそうです。
「行動」「感情」「思考」の3つは循環してサイクルをつくっているので、よい流れで循環させることが、幸せに生きていくためのポイントになっていくという考え方。
つまり、自分にとってよい「行動」や体験をすれば、まずは「うれしい」「幸せ」といったプラスの「感情」が生まれることになります。