女子高校生、ギャル、少女…3名の写真家が「女の子」を撮る視点は何が違う? (3/5ページ)

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やがて成人を迎え、地元の同窓会で当時は話せなかった彼女たちと会話をすると「各々が目指しているものがあり、仲間意識と強い志を持っている人たち」と思い始めたそう。その時に抱いた気持ちをベースに、2015年の東京にいるギャルたちの心理と信条を確かめたくなり、撮影に踏み出しました。



飯田えりかさんは作品制作について、今回の個展『ユメノアオノ』を含め、「少女に宿る美しさと純潔、一定の期間にしか存在しないものを撮っていきたい」という共通のテーマがあると話します。

そこには高校3年間を通じた「女の子が女の子を好きになるという、憧れとそれ以上の劣等感」を抱えるほどの少女との出会いと日々がありました。その少女が持つ「きれいと思わないものは排除する美学」に飯田えりかさんは価値観を強く揺さぶられたと言います。



年齢を重ね、その価値観とも向き合えるようになると、現在は「被写体が年齢に関係なく持っている少女性を抽出して撮る」という手法まで意識的に確立しながら作品制作を続けています。

それぞれが抱く負い目は違えども、その感情が作品に「視点」となって宿っているのです。「写真の定義はそれぞれだけれど、僕は基本的にフィクションで、真実を写そうとは思っていない。リアルな自分と過去の自分とが対峙する中での作品制作は、過去の自分をどうにかしたいと思ってもどうにもならない、絶対クリアできないゲームをやっているみたいなもの。だから、ずっと撮り続けることができる」と青山裕企さん。



機材は距離感を表現するためにある
写真は使用するレンズによって写る範囲や明るさなどが大きく変わります。現在のデジタルカメラには「プロにしか使えないカメラやレンズ」はなく、価格の差こそあれ、アマチュアでも同じ機材を使うことができます。それなのに、なぜ写真に違いを感じるのか。その答えのひとつには「距離感の表現」もありそうです。
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