”日本人攻撃”宣言のIS戦士が国内潜伏? 2016年に予想される危機 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

Photo by nukeit1
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 過激派グループ「イスラム国(以下、IS)」の日本人拘束事件が起きて早1年近くが経つが、2016年もIS関連の問題は継続しそうな気配を見せている。終りの見えない戦いだけに混沌をきわめているが、日本国内にISメンバーが密航したという報道もあり、余談を許さぬ状況だ。

人喰い菌の流行、捕虜の臓器摘出……戦場エリアは状況悪化

 日々悲惨なニュースが飛び込んでくるISの占領地域。イラク治安部隊や欧米連合軍の空爆により徐々にISの制圧地域を狭めているが、ISは「5年以内にスペインから中国北西部まで」の領土拡大を宣言するなど強気の姿勢。悲惨な状況も、日増しに悪化している。

 道端に大量に転がる死体が腐乱して、"人喰い菌"とも称される寄生虫疾患「リーシュマニア症」の菌をもつサシチョウバエを大量発生させ、同症状の患者が相次いでいる模様。腫瘍や体内臓器の障害を発生させる厄介な病気だけに、早急な環境改善や治療が求められる。

 またロイター通信が報道するところでは、米軍特殊部隊がシリア東部で入手されたという文書内でISのイスラム学者が、「背教者の命と臓器への配慮は不要」と述べ、捕虜の臓器摘出を許可する内容が見て取れるという。

 フリージャーナリストの安田純平氏がシリアで拉致された可能性も浮上しており、仮にこれが真実であれば、再び日本政府に対して身代金要求騒動が起きるかもしれない。

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