学ぶ全てが役に立つ! 京都造形芸術大学の「古武道 玄流 活殺術」てなに? (2/5ページ)
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■認知度の低さが部設立時の大きな壁に……

――「玄流 活殺術」を学ぶ部を設立しようとした理由を教えてください。
田中さん 発足した理由は、玄流を学ぶことで礼儀作法や護身術を身に付ける、また私たちは芸大生ですので、伝統文化を学ぶためでもあります。日本刀一つにおいても、刀匠をはじめとした多くの職人が関わる伝統工芸の結晶です。日本の伝統文化は、武術とも密接に関係しています。
――設立する際、苦労されたことはありますか?
田中さん サークルは、2013年に設立しました。設立当初は、学校側に理解してもらうのに苦労しました。「危険ではないのか?」というのです。また、芸術大学であっても古武道の伝統文化、精緻な身体操法など知る人はいません。「知らない人にどうやったら伝わるのか?」というのが、一番苦労したところです。
――どのような形で理解してもらえたのでしょうか。
田中さん 理解していただくために「刀」の稽古の一つである「居合」についてお話しすればと考えました。「居合」は、私たちのサークルでは古来の言い方である「居合術」と言いますが、古来の居合術は近代に古武術の流派を統合し、現代では日本剣道連盟が「居合道」としてその部門を運営していますし、各地で大会も開かれています。そこで日本刀による稽古中の事故というのは、ほとんどありません。
また、稽古はほとんどの方が実際の「日本刀」ではなく、稽古用の刃の付いていない、しかも刀匠が作ったものではない合金製の稽古用の「居合刀」というものを使います。ですから、そもそも切れないのです。
――危険ではないということをアピールされたのですね。
田中さん よく言われるのですが本物の日本刀は,銃刀法に違反するものではありま
せん。伝統美術品という扱いなので管轄は文化庁で、登録は各都道府県の教育委員会です。本物の日本刀を使うのは有段者の先生方やベテランの方がほとんどだと思います。