学ぶ全てが役に立つ! 京都造形芸術大学の「古武道 玄流 活殺術」てなに? (1/5ページ)
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京都造形芸術大学に「古武道 玄流 活殺術」というあまり聞き慣れない名前の部活動があります。名前から察するに「武道」ではあると思うのですが……。ではどういった内容の活動をしているクラブなのでしょうか。今回は、創始部長である京都造形芸術大学3回生の田中翔子さんにお話を伺いました。
■600年から伝わる武術と医術を備えた古武術
――「古武道 玄流 活殺術」とはどんなものなのでしょうか?
田中さん 600年前から宗家の家に伝わる武術と医術を備えた古武術です。人の体を治す医術「活法」と、古来から伝わる武術、すなわち人を倒す技術「殺法」を備えたものを「活殺術」と呼びます。「活=医術」「殺=武術」となります。
――二つの側面を持つ武術なのですね。
田中さん 玄流 活殺術は、600年前から宗家の家に代々伝承された家伝の武術と医術を、現宗家である、田中伸彦 宗家師範がさらに整理し、原理原則に従って発展させたものです。古来から「武芸十八般」という言葉があるように、今のスポーツ武道とは違い、古い武術は、さまざまな武術を身に付けていました。玄流に伝承する武術は剣術、居合術、抜刀術、杖術、槍(そう)術、薙刀(なぎなた)術、柔術、拳法、弓術です。戦場で、一つの武器しか使えないのが不利であることは、容易に想像できると思います。
――確かに一つだけでは臨機応変に戦えないでしょう。
田中さん 例えて言うと、遠距離では弓を使い、近づけば薙刀や槍を使い、もしそれらを損傷したりなどのトラブルで手元から失えば、太刀を使い、組み付きでは柔術を使い、敵を投げ、制して敵を倒します。そして、活法においては、戦場で傷ついた者や病気にかかった者を治すために医術が存在します。