中古の観光バスが売れている。観光客増加で
1月10日放送、「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ)では、中古の観光バスについて。年末年始にかけて各地で観光バスが炎上する火災が相次いでいた。先月28日、東京池袋で観光バスが火災にあった。先月29日は、長崎雲仙市でも観光バスが火災に。今月4日は北海道札幌市では観光バスが走行中に出火した。3件とも運転手や乗客は逃げ出して無事だった。いずれも出火原因は不明だが、約20年経過した古いバスが使われていた。
現在、中古バスは、昨年1月ごろから注文が殺到している。需要が高まった背景には、外国人観光客の増加がある。観光バスであちこち移動するグループの訪日外国人が増えたためだ。去年の訪日外国人観光客は11月時点で過去最高の1,796万人を突破している。ちなみにバスの相場は20年前の車両で800万円前後だ。
バス内部は、至るところに電気系統の配線が張り巡らされている。本来は固定されてカバーで覆われた状態が望ましいが、後付の配線には束ねられていない場合も。このため、すりきれた配線同士が接触し、摩擦で最悪の場合は配線が燃えてしまう。国土交通省によると、バス火災は2003年以降毎年発生しており、去年は23件も発生。バスの出火に至る状況で最も多いのは、配線がショートするなどの電気関係が多い。
配線が劣化した状態で走るとどうなるか、専門家の協力のもと実験をしてみると、検証開始から1分で火花や煙が発生し、30秒後には煙が発生して導線が燃えてしまった。ショートした時の熱がバッテリーなどに伝わり、炎上に至る可能性がある。この火災を防ぐために、最新のバスでは対策が取られている。国土交通省は年末のバス火災を受け、特に古い車両に対して、点検・設備の確実な実施を呼びかけている。
バスで火災が発生して乗客が気づくシチュエーションは、車内の照明が点灯する、スピーカーの音が安定しない、乗降用ドアの誤作動、焦げたにおいや異臭などがあるそうだ。そういったバスの異変から、乗客が火災に気づくケースが多い。日頃からバスの非常口を確認することが重要とのこと。